ぐろ~りの雑記

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【日本ハム】2023年のシーズン総評

2023年度の試合は10月5日をもって全試合を消化し今シーズン終了となった。今年は日本一を目指すと公言したシーズンに対しての総評と改善点を述べていこうと思います。また、10月に入り、今後のチーム力を左右するドラフト会議についても少し触れ、また、FA選手獲得についても話そうかと思っています。

なぜ2年連続最下位なのか?
今年も早いものでシーズン終了し、予想通り最下位で終えた日本ハムファイターズ。新球場で迎えながら成績は昨年と変わらず最下位。頻繁にトレードや外国人補強をしたが、結果は昨年から1つ増えた60勝と結果に結びつかなった。現状の選手層から悲観的な目で見ているファンは多いかもしれないが、7月の大型連敗があったのに、得失点差の数字を見ると8月末時点ではプラスであった。(下部の別記事参照)最終的には-32で今季最下位という順位となったが、少なからず8月末までは最下位に甘んじる数字ではなかった。9月に入り新庄監督続投報道後は、より負け数が増した感があり、失点が多くなったように感じた。少なからずこの報道の影響はあったと考えられる。若い選手が多い現状で成長過程のチームと見られるが、選手だけではなく、監督自身も成長しなければいけないチームである。ベテランを度外視した選手登録が目立ち、若手主体の構成で今年もトライアウトの延長戦と見て取れた。2年連続最下位という不名誉な成績は監督が未熟なゆえの結果である。監督がこの結果をどう捉えているかによって来季の結果に繋がる。個人的には他球団の状態を見てもCS争いは十分に出来たとみている。

クリーンアップを打つ選手が足りない!!
観ていて思ったことは、クリーンアップを構成する人材が不足している。相手チームより打っている試合は多かったイメージだが、なぜか点が取れていない印象の試合が多かったように感じる。打っても単打が多く得点に結びつかない展開が多かったということ。チャンスで打てないイメージである。チーム打率も12球団最低の.231と数字からわかる通り打っていない。また、三振も多く1111個はリーグ最下位の数字で長距離打者が多いわけでもなく、ただ能力が低いからと見てよいだろう。なので一番の敗因は攻撃力と言える。若い選手が多いから打てないのではなく、野手に力を入れたドラフト指名をしてこなかった結果ではないだろうか。ちなみに防御率は3.08と12球団中4番目と好成績である。

先日、新庄監督は投手を獲得してほしいと懇願した記事を目にしたが、現状一番に着目するのは、クリーンアップをしっかり構成する人材確保である。外国人を補強するのではなく、しっかりとドラフトで指名し、クリーンアップに相応しい選手にすること。現状では、万波中正ぐらいで清宮・野村・マルティネスは物足りなさがあるがとりあえずといった候補で、競争心を仰ぐ目的もあり、クリーンアップ候補の選手獲得が不可欠である。特に二遊間は致命的で長打力もなく率も残せない選手が多いポジションである。第一に補強するポイントと挙げても良いだろう。現状で二遊間選手で任せられる選手は皆無であり、ドラフトで指名する事をお勧めしたい。守備走塁は練習すればレベルアップするが打撃は一朝一夕で上達するものではない。

ドラフト1位候補は?
10月26日に開催されるドラフト会議での1位指名推し選手を投手・野手各1名ずつ紹介する。まず投手は桐蔭横浜大の古謝樹投手。見た目の印象はとにかく細い印象。この細い身体から150キロを超えるストレートを投げ、変化球・制球ともに高いレベルの左腕投手である。線が細く、身体が大きくなればもっと球速が伸びそうな点も評価ポイントで伸びしろ十分なおすすめしたい投手である。続いて野手は、ENEOSの度会隆輝内野手。これまで外野手として試合に出場しているが、今年からセカンドの守備練習もしている。昨年の都市対抗では、大会通算打率.429、4本塁打橋戸賞(MVP)、若獅子賞(新人賞)、打撃賞の3冠に輝いている。これ以降、大きな大会では成績を残せてはいないが、今年現在(2023/10/9付)の年間成績は、打率.323、2本塁打出塁率.350、長打率.427と昨年より長打力は下がっているが、打率、出塁率を伸ばしている。高卒3年目という事もありまだまだ伸びしろもあり、現状の日本ハムに相応しい選手である。今年は、大学投手大豊作の年であるため、現状のチーム状況から度会隆輝をドラ1位指名してもらいたいところだが果たして誰を指名するのか。

主砲が欲しい!!
FA選手に参戦しそうな日本ハムファイターズ。その中でもやはり計算のできる野手の獲得は必須事項である。その中でも注目したいのが去就しそうな中田翔山川穂高の二人。両名とも実績十分で若手への影響力がある選手たちでもある。中田に関しては、暴力事件がきっかけで巨人に移籍した経歴があるが、その被害者でもある井口が退団したことにより、本人の気持ち次第では復帰もあるのではないか。また山川については、不起訴となったが性的暴行事件が話題となった選手で、その影響もあり、もしFA宣言しても人的保障はされない可能性が高いだけに獲得しても弊害がないので、獲得する可能性は十分にある。近年、外国人野手は失敗続きで、外国人野手を獲得するよりもより確実なFA選手でチーム力を上げてみてはいかがだろうか。

 

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